着物に合う和装メイクのコツをご紹介!30代に相応しいメイクとは?

着物に似合うメイクはどんなもの

  • 着物に似合うメイクはどんなもの――?

そんな悩みをかかえたことはありませんか。

悩んでしまうのは、いつものメイクでは合わないことを経験や直感で感じられているからかもしれません。

でも、どこをどうしたら着物に合うメイクになるのかわからない――。

ここではそんなあなたの悩みを解決するために、着物を着た際のアイテムごとの基本のメイク、年齢別のメイク、さらに最も着物を着る機会が多いであろう結婚式への出席の場合のメイクについてのポイントをご紹介します。
この記事を参考にして、着物ライフを楽しんでくださいね!

ミチコ

着物に似合うメイクのコツ アイテム別 計4選

色柄のはっきりした華美で優美なものが多いのが、着物の特徴にして魅力の1つです。

でもそんな着物を着用する場合にいつものメイクだと、顔が着物に負けてしまい、貧相な印象を与えることになりかねません。

だから着物の場合、しっかりしたメイクを行う必要があるのです。

また同様に、立体的なメイクも着物には合いません。煩くなり上品さを損なってしまいます。

ベースメイクでのっぺりした顔をしっかりつくり、パーツが引き立つように丁寧にメイクをする――、

これが着物メイクの最も基本的なコツとなります。

これをふまえ、パーツごとのコツを確認してみましょう。

ベースメイクはとても大事、しっかりつくりこむ!

ベースメイクはとても大事

着物の色柄に負けない顔をつくるには、土台となるベースメイクはとても大切になります。

着物に合うのはマットかセミマッドな肌。

明るめの色の方が着物の色柄が映えますので、自分の肌色を消してしまうくらいの心構えでしっかりつくりこんでいきましょう。

また最初に述べたように、派手な色柄の多い着物には立体感のあるメイクは合いません。

立体感を出さないように注意しましょう。

「のっぺり、しっかりメイク」に最初は違和感を覚えてしまうかもしれませんが、そこは怯まないで――。

まだ始めたばかりです。

アイテムを駆使し、色ムラのない「陶器のような肌」を目指していきます。

コンシーラー

コンシーラーを使って色ムラを消します。

特に色ムラの激しい場合には数種類のカラーを使います。

ただし着物メイクの基本は「のっぺり」ですから、立体感を出す機能を持ったコンシーラーの使用は避けるようにしましょう。

化粧下地

普段は化粧下地を使わないという人でも着物メイクの場合には使うようにしましょう。

着物メイクではしっかりマットな肌をつくりこんでいきますので、下地をさぼるとファンデーションで厚塗り感が出てしまいがちです。

コントロールカラーの使用も忘れずに。

色ムラのない明るめの肌をつくるのにとても効果的です。

赤みが気になる部分にはグリーン、くすみを抑えて透明感を出す場合にはパープルを使いましょう。

ファンデーション

カバー力の強いファンデーションでマットかセミマットに仕上げるのがポイントです。

まずはリキッドファンデーションを使います。

パウダーファンデーションはその後、様子を見て使いましょう。

フェイスパウダー

最後は化粧崩れを防ぐため、フェイスパウダーで仕上げます。

特にプレストパウダーは化粧持ちをよくしてくれるだけでなく、マットな質感を出し、毛穴レスに見せる効果もあるので「陶器のような肌」に近づけるのに大変効果的です。

またこのとき着物では強調される首元とうなじにもプレストパウダーを塗るようにします。

顔との違和感をなくし、美しい肌を演出してくれます。

和装美人になるためのポイントメイク、色の使い方に注意!

和装美人になるためのポイントメイク

ここからは「のっぺり」を引き締める、ポイントメイクのコツをみていきます。

着物メイクの場合、眉、口元、目元はくっきりはっきりさせ、それ以外は薄く仕上げるのが基本です。

上品さを損なわないよう注意し、目元と口元はセットで考えます。

お色の選び方、お色選びは慎重に

まずは色の選び方のポイントをおさえておきましょう。

ポイントメイクの場合、使うお色に悩むということがよくあると思います。

派手な色柄の多い着物では、メイクに多色は禁物。上品さが損なわれます。

色味は控え、着る着物に合わせて選んでいくことが大切です。

特にアイシャドウなどは、着物に使われている色から選ぶようにしましょう。

着物メイクの特徴のひとつが眉の描き方。眉はくっきり、はっきり描きます。

くっきり眉に抵抗を感じる場合は黒ではなく、ブラウンやダークブラウンのお色の選択がいいでしょう。

このとき立体感を出さないよう注意します。

立体感のある眉は着物には合いません。

全体的には短めの太いストレートか、なだらかなアーチ型に描きます。

ストレートの場合はきりっとした印象が、アーチ型の場合は女性らしさが強調されます。

長めに描くと洋風になりがち。短めを意識しましょう。

唇のメイク

ポイントメイクの一番のポイントとなるのが口元です。

明るい色でしっかりくっきり描き、全体の印象を引き締めます。

着物に合うのは絶対的にマットな口紅です。

グロスやリキッドルージュなどのナチュラルメイク用のリップでは、いまひとつ締まりませんのでやめておきます。

コンシーラーやファンデーションで元の色を消し、紅筆やペンシルを使って丁寧に描くのがベストです。

お色は着物とのバランスを見ながら、明るい色を選びます。

茶系やベージュでは全体的に地味になりがち。着物の色柄に負けてしまう可能性もあります。

お色が決められない時は、ブルー系の着物ならローズピンク、それ以外は明るい赤がおすすめです。

目元のメイク

目元のメイク

目元のメイクは「のっぺり」を引き締める、もうひとつのポイントです。

口元とセットで考えましょう。

しっかり強調した口元とバランスがとれるよう、こちらもくっきりはっきりさせます。

ただしこれはラインの話。色味はおさえ、派手になりすぎないように注意しましょう。

目元を強調しすぎるとうるさくなり、上品さが失われてしまいます。

そのためにはまずはアイライナーです。

着物には切れ長の目元が美しく合いますので、黒のリキッドアイライナーを使い、長く太めに引くようにします。

アイシャドウの基本は単色です。

口紅とのバランスを考えつつ、着物の色柄、帯などの小物からお色を選ぶようにします。

縁に赤いシャドウを入れるのも、芸者さんのような和風イメージで素敵です。

色に悩んだ時は着物に使われているお色のうち、面積の広いものから選ぶといいでしょう。

失敗がありません。

華やかさを演出したい場合にはつけまつ毛もおすすめです。

ただしボリュームタイプではなく、長めのタイプを選ぶようにします。

特にすだれタイプは、おしとやかにしていることの多い和装では効果的です。

伏し目に風情をそえてくれるでしょう。

チーク

チークの塗り方

チークはとにかく薄くぬることが大切です。

クリームではなくパウダーを使います。

ブラシにパウダーをのせ、頬骨の上に色がついたかつかないかぐらいでやめておきます。

浴衣に似合うメイクのコツ 着物とはここが違う

浴衣に似合うメイク
では浴衣の場合も同じメイクでいいのでしょうか?

同じ和装といっても、着物と浴衣ではメイクの仕方が少し変わってきます。

その一番の理由は、浴衣は本来≪湯上り≫に着るものだというところにあるでしょう。

生地の薄さも、重ね着をしていく着物とは違います。

浴衣のベースメイク、着物との違い

浴衣でもベースメイクをしっかりつくりこんでいくことに変わりはありません。

しかしマットやセミマットな肌に仕上げる着物と違い、浴衣では透明感を意識したツヤ肌に仕上げます。

暑苦しさは厳禁です。湯上がりの清潔な涼やかさを意識していきましょう。

浴衣のポイントメイク、着物との違い

ポイントメイクでの一番の違いは眉。

くっきりはっきり描いた着物での眉とは違い、浴衣の場合はぼかします。

また、チークにはパウダーよりクリームの方がベスト。

ツヤ感が増してくれます。血色のよさをアピールしましょう。

さりげなくトレンドを取り入れてもみましょう!

ここまで和装メイクの基本をみてきましたが、いかがでしょうか。

和装には和装に合ったメイクがあることがおわかりいただけたと思います。

でもだからといって杓子定規になる必要はありません。

トレンドや自分らしさを出すアレンジを、さりげなく取り入れてもみてください。

自分の心を浮き立たせるメイクも、基本ルールと同じくらい大切なことですから。

ミチコ

着物メイクは年齢別に変えていきましょう

出張買取がオススメな理由とは

着物メイクの基本をおさえたところで、今度は年齢別の着物メイクのコツをみていきます。

年齢に相応しいメイク相応しくないメイクがあるのは、着物メイクも他と変わりません。

着物メイクのコツ 10代・20代の場合

ベースメイク

10代・20代のベースメイクはセミマットがおすすめです。

まだ皮脂も多い新陳代謝も活発な世代ですので、セミマットで十分です。

むしろ皮脂崩れを防げるような下地やパウダーを選ぶことが大切です。またニキビ跡など肌に赤みがある場合は、グリーンのコントロールカラーを使って色ムラをなくします。

ポイントメイク

派手な色柄の着物が多い10代・20代のポイントメイクは気を付けないとうるさくなりすぎて、上品さを失ってしまいがちです。

 

目元、口元にワンポイントくらいがベストです。

口元はしっかりマットに仕上げます。グロスなどは控えた方がいいでしょう。

口元が全体をしっかり引き締めているかを意識すると、全体の印象を把握しやすくなりお色も選びやすくなります。

また目元はマスカラやつけまつ毛、アイラインなどのラインで引き立てるようにします。

リキッドアイライナーを使った太く長めのアイラインが特に似合う年頃です。

着物メイクのコツ 30代の場合

ベースメイク

30代のベースメイクはセミマットかマットです。

下地やコンシーラー、ファンデーションを使って、色ムラのない土台をしっかりつくりあげていきましょう。

まだまだ「陶器のような肌」に近づけるお年です。

ポイントメイク

30代になると、選べる着物の色柄が年相応の落ち着いたものへ変わってきます。

ポイントメイクもこれに合わせていきましょう。

選んだ着物がもつ雰囲気になじみ、ともに引き立つようなポイントメイクを行います。

そのためには着物の色柄に使われている色をポイントメイクに使うとよいでしょう。

口紅は着物の中の赤みの色から選び、アイシャドウは使われている色の1つから選びます。

リキッドアイライナーでアイラインをしっかりひくことも忘れないようにしましょう。

着物メイクのコツ 40代

ベースメイク

40代のベースメイクはマット肌です。

40代になると欠点のカバーも重要になってきます。

コンシーラーは数種のカラーを使い分け、パープルのコントロールカラーでくすみを改善します。

潤い不足の場合、保湿機能の高いアイテムを使いましょう。

パウダーはしっかりと塗って仕上げます。

パールの入ったプレストパウダーを使い、マットな質感を出しながら、光反射で影やくすみを消すのが効果的です。

ポイントメイク

40代のポイントメイクでもやはり欠点のカバーは重要です。

立体感を出さないため、ハイライトなどは使わないのが着物メイクの基本ですが、欠点隠しに使うにはおすすめです。

光の効果でシワやシミ、くすみを隠すよう工夫しましょう。

口元も目元も、暗めのお色を使うと顔のくすみや老け感を強調してしまうので明るめの色を選ぶようにします。

ですがそこだけが明るく目立ちすぎるという状態もさけなければなりません。

全体のバランスを見ながら、慎重にお色をえらぶようにしましょう。

乾燥やシワが気になる唇なら、ほんの少しグロスを追加してシワを隠していくのもよいでしょう。

着物メイクのコツ 50代以降

ポイントメイク

50代のベースメイクは当然マット肌です。

ですがシワにファンデーションが入り込む年齢でもあるので、厚塗りは禁物です。

得にパウダーには注意しましょう。

ポイントメイク

50代のポイントメイクは、着ている着物が引き立つようなメイクにしてみましょう。

鮮やかさや明るさより、上品さを意識します。ナチュラルな感じでかまいません。

目元はリキッドではなくペンシルを使い、ブラウン系など、黒より明るい柔らかな色を使います。

着物メイク、結婚式の場合はここに注意!

着物メイクの基本はここまでご説明した通りです。

ですが今のご時世、着物は特別な場面で着ることが多いのが実状です。

そのためその場に相応しいのかどうかが特に気になってしまいます。

20代の場合を例にとってみましょう。

着物メイク ~結婚式のゲスト編~

華やかな着物を着る機会が最も多いのが知人の結婚式だといっていいでしょう。

着物での出席はその場に華を添えることもできて素敵です。

ですが結婚式の主役は花嫁だということも忘れてはなりません。

自分を強調しすぎるメイクは控えましょう。

まずは色味を控えるようにします。

この場合「控えた方がいい」のではなく「控えるべき」だと思ってください。

チークも明るすぎない色を選び、アイシャドウは単色を基本とします。

眉はキリっとした印象は避け、アーチ型を描いて女性らしさを強調します。

口紅、マスカラ、アイライナーはしっかり入れましょう。

また、結婚式に相応しいお着物は金や銀がたっぷり使われているものが多いですが、それに合わせて顔までギラギラさせないよう注意しましょう。

グロスの使用も控えます。

とはいえ、お祝いの場です。パールの入ったアイシャドウくらいなら気にする必要はありません。

着物メイク ~入学式・卒業式編~

では、入学式や卒業式ではどうでしょうか。

こちらは結婚式と違い、自分が主役ですから存分に――と思うのは厳禁です。

入学式や卒業式――特に卒業式は格調の高い式典ですから、やはり基本の着物メイクがおすすめです。

そのうえで、口元や目元にほんのちょっとさりげなくトレンドを加えてみるのはいいでしょう。

一生に一度の日ですから、やはり少しくらい個性を演出したくなりますよね。

着物メイクまとめ

・ベースメイクはしっかりと、マットかセミマットに仕上げる
・洋風のように立体感を出さず、平面を意識する
・色ムラを出さないよう「のっぺり」「陶器のような肌」を目指す
・眉はくっきり、短めに描く
・口元と目元はしっかりと
・チークは薄く
・色味はおさえる
・使う色は着物の色柄を参考にする
・年齢にあったメイクを心がける
・トレンドや自分らしさはさりげなく、上品さを損なわない程度に
いかがでしたでしょうか?せっかくの美しい日本文化です。

着物のメイクに臆することなく、着物を楽しんでいただければと思います。

ミチコ